償いの重さ

http://www.ishikawa-tv.com/news/news_file/200506271538.html#news2
今年2月、かほく市グループホームで起きた殺人事件の裁判で検察側はきょう元介護職員の男に対し懲役13年を求刑しました。この裁判は今年2月、かほく市の「グループホームたかまつ」で入所していた高山喜美子さん当時84歳の体に石油ファンヒーターの熱風を押し当て殺害したとして津幡町緑ヶ丘の元介護職員松田優被告28歳が殺人の罪に問われているものです。これまでの裁判で松田被告は高山さんを殺害したことは認めていますが犯行当時は逆上していたため死に至るとは考えつかず殺意は無かったと主張しています。きょうの裁判で検察側は「松田被告は捜査段階で高山さんが死んでも構わないと供述していた」と指摘した上で、「裁判の中で場当たり的な弁解をしている」として松田被告に対し懲役13年を求刑しました。裁判の最後に松田被告は「とんでもないことをした。申し訳ありません」と傍聴席の遺族に頭を下げ、「罪が重いのは当然です。求刑通りで文句ありません」と述べました。判決は8月10日に言い渡されます。


求刑通りで文句ないと言っても、そのまま13年の懲役刑を食らうわけも無く、情状酌量されて8〜10年ぐらいの刑でしょう。それでも長いけど・・・
最初の公判を傍聴したけど、彼は「あきらめ」の境地で、自分がどれぐらいの刑を食らってもいい、人を殺したのは変わりないんだから、早く刑を確定してほしいという気持ちがありありだった。それはそれで仕方が無いのかもしれないが・・・
この事件を通して、介護という仕事や、職場の人間関係のあり方、仕事上のストレスの発散方法など等・・・・考えさせられることが多い。
個人的には、彼には寛大な量刑をお願いしたいと思っている。